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RICOCHET Anti-Cheat™進捗報告: シーズン04アップデート

#TeamRICOCHET が新たな緩和処理と廃止になった緩和処理の徹底調査内容をお届けします

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RICOCHET Anti-Cheat™進捗報告: シーズン04アップデート

#TeamRICOCHET が新たな緩和処理と廃止になった緩和処理の徹底調査内容をお届けします

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最新のRICOCHET Anti-Cheat™進捗報告では、新たな緩和処理や一時停止された緩和処理に関する分析を行い、措置の実施における緩和処理の位置付けについて再考し、シーズン03開始前に初めて発表されたサードパーティ製ハードウェアデバイスの検出について分析します。


RICOCHET Anti-Cheat緩和処理

#TeamRICOCHET は引き続き不正なプレイの撲滅と不正行為をする者を弊社ゲームから追放することに注力しています。これを達成する方法の1つとしては、チート行為をしていると判断したアカウントを禁止することです。しかし、弊社はさらに緩和処理の利用について概要の説明を行い、その理由やどのようにこれらのシステムが利用されるかをコミュニティに改めてお伝えするように努めてきました。

場合により、チート行為をしていると確認が取れたアカウントに対して #TeamRICOCHET が緩和処理と呼ばれるゲーム内の障壁を展開する選択肢を取ることがあります。これはチート行為をしていると確認が取れた者のゲーム体験を制限するゲームプレイの調整で、対象者の武器を削除するディスアームや、チート行為をする者から正当なプレイヤーが見えなくなるクローキングなどがあります。

これを行う理由は?

Call of Dutyのようなビデオゲームにおけるチート行為は一大事業となっており、チート行為を支えるテクノロジーは絶えず進化を続けています。緩和処理を適用した状態でチート行為をする者をゲーム内に留まらせることで #TeamRICOCHET は情報を入手しつつ、ゲーム内でチート行為をする者を支配下に置き、闇の中に閉じ込め、みなさんに害を与えることができないようにしています。緩和処理を適用されたプレイ���ーの分析を通じて集めたデータにより、正確な検出を行うことで似たようなチートソフトウェアを使用するプレイヤーに禁止措置を講じる機能を向上させます。

弊社が情報を入手した後に、チート行為をする者はマッチから削除され、またはセキュリティポリシーに記載されているとおり、タイトル全体でアカウントが永久に利用できなくなります。

緩和処理のデータによれば、この検出システムがゲームを保護するにあたり優れた働きをしています。例として、Modern Warfare IIでは1件の通報ごとに4人のプレイヤーに緩和処理が適用されました。つまり平均して、コミュニティがゲーム内で通報したチート行為をする者1人につき、検出システムによりチート行為が検出されたさらに3つのアカウントに対して、コミュニティの体験に影響を及ぼす前に緩和処理を適用していることになります。

以前発表した緩和処理についてはシーズン03進捗報告でご確認いただけます。最新のレポートでは、実際に有効化されている緩和処理と、開発したものの一時停止している別の緩和処理をご紹介し、緩和処理の開発とゲームプレイ体験全体の保護に関する弊社の指針をさらにご説明します。

有効化されている緩和処理: ハルシネーション

ハルシネーションは、特に弊社システムによりフラグが立ったチート行為をする者のみが検出できるデコイのキャラクターをゲーム内に設置します。このような偽のキャラクターは正当なプレイヤーからは検出されず、正当なプレイヤーのエイム、進行状況、マッチ終了時のステータス、または全体的なゲームプレイ体験に影響は及びません。しかしチート行為をする者に対してさまざまな方法で混乱を生じさせます。ハルシネーションは、チート行為をしていると確認が取れた者に対する緩和処理の手段としても、または疑わしいプレイヤーに対して密かに検出を行うシステムとしても展開が可能です。

緩和処理として
ハルシネーションは実際のプレイヤーのような見た目や動きで、ワールド内で同様にインタラクションを行います。AIではなくマッチ内にいるアクティブなユーザーのクローンなので、その動きを模倣してチート行為をする者を欺き、見えているキャラクターを現実世界のプレイヤーだと思い込ませます。上の画像には現実世界のプレイヤー1人とハルシネーションが存在します。チート行為をする者が一目でどちらが本物かを判別するのは不可能です。ハルシネーションは、不正ツールを使用してチート行為をする者が利用できる情報と同じ情報もトリガーします。それにより固有のデータを明らかにして、正当なデータのように見せかけます。

検出システムとして
ハルシネーションは隠すことが可能で、ワールド内にいる疑わしいプレイヤーに関連する場所に配置できます。上記の例のとおり、チームは疑わしいプレイヤーの近くにハルシネーションを配置可能で、それによりそのプレイヤーがクローンのキャラクターと何らかの形で接触した際に、チート行為をしていることを自覚することになります。緩和処理としてのハルシネーションのように、キャラクターモデルはチート状態で見た時に正当なデータを表示してエイムボットなどもトリガーします。

(注: 上記の画像に表示されているキャラクターの説明と情報は、写真編集ツールを使用してデモンストレーション用にマニュアルで追加されたものです。)

ハルシネーションを設計した理由は?

この緩和処理は、コミュニティで「ノン・レイジ」ハッカーと呼ばれるものに対抗するための多大なる努力の一環において、初の基礎となるステップになります。禁止ツールを使用することで追加のゲーム内情報を得て、他のプレイヤーに対して不当に有利な状況を作り出すといったチート行為をする者が存在します。弊社のセキュリティポリシーに反してこれらのツールを使用すると、アカウントの禁止措置が適用されます。

設定可能なハルシネーションを利用したAnti-Cheatの検出・生成リバースサイクルの報告書では、ハルシネーションについてのさらなる情報と、この緩和処理の今後に関するチームのビジョンをご覧いただけます。

 

廃止になった緩和処理: クイックサンド

#TeamRICOCHET はチート行為をする者を妨害するための新システムや検出システムの開発に継続的に取り組んでいます。時にはこのようなアイデアが予期せぬ結果を招くことがあります。

クイックサンドはゲーム内で検出されたチート行為をする者の動きを遅めたりフリーズさせて、無防備な状態にする緩和処理でした。これはゲームサーバーへの接続遅延を調整することで実現していました。チート行為をする者にさらなる影響を及ぼすために、クイックサンドはしばしば(無作為で)チート行為をする者の入力設定を変更することも可能でした。例として、アナログスティックの操作をデフォルトから反転に入れ替えたり、マウス&キーボードの設定で割り当てられたキーの割り当てを変えることが可能でした。クイックサンドに当たった場合の例として、突然速度半減の状態で動き始めたり、Wキーを押すと後ろに歩いてしまうようになったりしました。チート行為をする者に混乱を生じさせるように設計され、テストではうまく機能していました。

最終的には、チームはクイックサンドの廃止を決定しました。

保護された妨害の無いゲームプレイをコミュニティに体験してもらうため、緩和処理はチート行為をする者の障壁となるように設計されています。クイックサンドは不正行為をする者に対する面白い緩和処理でしたが、ロビーにいる人にとって視覚的にかなり不快な要素となる可能性がありました。激戦区の外でローテーションを行う中で、カタツムリのような速度で動く敵に出くわした時を想像してみてください。つまずいてしまう可能性がありますね。#TeamRICOCHET は開発した緩和処理が過度に他のプレイヤーの妨げになることを望まないため、クイックサンドは廃止となりました。今後このコンセプトに立ち返る可能性はあります。

 

ゲームとセキュリティパイプラインのコミュニケーション方法

#TeamRICOCHET は、チート行為をする者を特定してとらえるために、継続的に調整やアップデートを行っている各種システムを利用しています。これらのアップデートは、チート行為をする者を検出する新たな手法が登場する時、チート開発者が識別を回避するためのプロセスをアップデートした時、新しいトリックをローンチする時など、さまざまな理由で行われます。理由は多数存在します。

これはチート対策開発におけるイタチごっこのような性質を持ちます。こ��らが行動を起こし、あちらが迎え撃ち、こちらが問題を修正し、あちらが新たな問題を生み出します。

1つハッキリさせておきたいこととして、セキュリティチームの取り組みはゲーム自体と並行して実行されるため、緩和処理のような事例では、このようなプロセスは理由なくトリガーされることはないということです。 

#TeamRICOCHET のセキュリティのレイヤーは、アクティブなゲームに繋がっているものの個別のパイプラインとして考えることができます。ご利用のマシンのゲームと弊社のサーバーの間では、マルチプレイヤーマッチを実行するための情報が交わされます。そのプロセスの一環として、マシン/サーバーが交わす情報をスプリットして、検出と調査のためにリアルタイムでセキュリティ・パイプラインへと供給します。セキュリティチームは異常が検出された場合にのみ介入します。

みなさんが人生で最高のマッチをしても、異常として緩和処理がトリガーされることはありません。同様に、みなさんに対して悪意のあるゲーム内通報を送信する人が続出しても、追加でそれを裏付ける証拠が無ければ緩和処理を有効化することはできません。これらのプロセスはそのように機能することはなく、リアルタイムでチート行為をする者を検出する方法の一覧が存在します。

端的に言えば、2人が銃で戦っていて、いずれもチート行為をしていない場合、ゲーム内の緩和処理がその結果に影響を及ぼすことはありません。

 

サードパーティ製ハードウェアデバイス検出のアップデート

過去の進捗報告では、サードパーティ製ハードウェアデバイスの悪用に対する新たな検出システムについてご説明しました。今回は、検出システムを展開してから最初の2週間で検証された結果を分析したいと思います。

繰り返しになりますが、プレイヤーに不当に有利な状況を作り出すために利用されるサードパーティ製ハードウェアデバイスは、セキュリティポリシーに反します。これらのデバイスを使用していることが判明したプレイヤーには、警告とアカウントペナルティが科されます。

この検出システムのローンチ以降の最初の2週間で、Modern Warfare IIWarzoneにおけるこれらのデバイスの使用に59%の減少が見られました。これにはMWIIランクプレイ(Warzoneランクはこの期間中ローンチされていませんでした)が含まれます。これらのユーザーのうち57%は再度デバイスを使用しなくなりましたが、43%は再度ポリシーの回避を試みました。

繰り返し違反行為を行う者や、絶え間なくこれらのデバイスの使用を続ける者にはペナルティが科されました。これらのデバイスを悪用することがアカウントの一時停止につながり、最悪の場合永久アカウント禁止となる可能性があります。

すべてのチート対策システムと同様に、弊社が検出システムを発表した瞬間、チート作成者やチート行為をする者は、不正なプレイをするための新たな方法の発見に取り掛かりました。弊社の検出手法とこの検出のためのシステム(およびその他)は一貫してアップデートが行われており、これらのデバイスの使用を特定するために複数のアプローチ方法を用意しています。これらは、あらゆる検出システムと同様に、チート行為に対抗するために継続的に進化を遂げ、アップデートが行われます

ゲーム内通報のアップデート

「悪意のある通報」を含めたセキュリティポリシーのアップデートが行われました。RICOCHET Anti-CheatチームとCall of Dutyの悪質行為対策チームは、いずれもゲーム内通報から情報を得ており、故意の虚偽の通報を極めて深刻に受け止めています。虚偽の通報の台頭に対処するために、過去数週間でシステムに適用した変更点についてさらに強調したいと思います。

  • 「悪意のある通報」をセキュリティポリシーに追加: 意図的に虚偽の通報を送信したり、正当なプレイヤーに対してスパム報告を行うと、警告やアカウント永久停止をはじめとするアカウントのペナルティが科されることがあります。
  • 明確化のためのゲーム内通知の書き換え: ゲーム内警告は通報に関する通知を行いますが、元の文言では措置や調査が行われるかどうかが明確になっていませんでした。新しい文言によりこれが明確になります。
  • 自動化ペナルティ: 音声やテキストの制限などの一部の機能制限の自動適用は、システムの調整により無効化されました。

弊社のゲーム内通報システムは、みなさんに公正で楽しい体験をしてもらうための、チート対策および悪質行為対策システムの改善に役立つ貴重なツールです。これらのツールを不適切に、あるいは悪意を持って使用されると、通報の有効性やより優れたシステムを構築するための情報のパイプラインが損なわれます。通報の管理方法に関するさらなるアップデートを検討していますが、潜在的なシステムの乱用を減らすために、このような重要な段階を踏めたことは良かったと考えています。

詳細はセキュリティポリシーをご確認ください。



不正なプレイとの戦いへの継続的な取り組み

時には弊社の緩和処理がコミュニティ内の対話に大きな影響を与えることもありますが、 #TeamRICOCHET の全般的な目標はゲームを保護することです。弊社チームは、日々の取り組みに関する透明性を確保するために、そのトリックやデータを可能な限りご紹介したいと思っております。弊社の取り組みが継続的かつ反復的であることを説明するのは、私たちにとって重要なことです。この業界全体の問題に立ち向かうために、あらゆる知識と創造性を駆使する取り組みを続けてまいります。

チート行為をする者がロビーに侵入した場合、弊社チームが緊密に連携し、チート行為をする者がどのように初期検出を回避したかを明らかにして、情報を収集し、オフラインにします。このプロセスはすぐに終わることもあれば、チート行為をする者がかなり長期間検出を回避することもあります。しかし最終的には、チート行為をする者は特定され、捕捉され、排除され、すべての段階は今後さらに優れたツールを構築するために役立てられます。

#TeamRICOCHET の任務は、必要となるあらゆる手段を駆使して不正なプレイに対抗することです。新たな検出・保護システムの開発、緩和処理、さらに停止・中止の通知に至るまで、ゲームプレイの健全性に対する弊社の取り組みは揺るぎなく、利用可能なあらゆるツールを駆使して楽しく公正な体験をお届けします。

 

 

© 2023 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION、CALL OF DUTY、CALL OF DUTY WARZONE、MODERN WARFAREおよびRICOCHET ANTI-CHEATはActivision Publishing, Inc.の商標です。その他の商標や製品名はその所有者に帰属します。

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