Google セーフ ブラウジングのサイト ステータス ツールの更新

2017 年 3 月 30 日(木曜日)

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Google セーフ ブラウジングは、マルウェア、望ましくないソフトウェア、ソーシャル エンジニアリングなどのウェブベースの脅威の防止に役立つツールをユーザーに提供します。よく知られているとおり、ユーザーが���険なサイトに移動しようとしたときや、危険なファイルをダウンロードしようとしたときは、Google の警告が表示されます。Google は、それ以外にサイト ステータス ツールなどのツールも提供しています。サイト ステータス ツールを使用すると、特定のウェブページが現在安全かどうかを(そのページにアクセスせずに)確認できます。

このツールは、Google のセーフ ブラウジングに関する透明性レポート内でご利用になれます。Google は、透明性レポートの他のセクションと同様に、このデータの提供を通じて、一般ユーザーがオンライン エコシステムのセキュリティと健全性をより詳しく確認できるようにしています。サイト ステータス ツールを使用するには、ウェブページを(URL、ウェブサイト、またはドメインとして)ツールに入力します。そうすると、そのウェブページに関するセーフ ブラウジングの最新の分析結果に加えて、トラブルシューティングのヘルプと関連資料への参照が返されます。

Google は、このたびサイト ステータス ツールの新しいバージョンをリリースしました。このバージョンでは、結果の表示が簡潔かつ明確になり、ツールのメインユーザーに合わせて設計が調整されています。メインユーザーとは、表示されたセーフ ブラウジングの警告からツールにアクセスしたり、Google によるマルウェアやフィッシングの検出についてオンラインで調べたりするユーザーのことです。また、ツールのユーザー インターフェースが整理され、説明がわかりやすくなり、結果がさらに正確になりました。さらに、連携している AS(自律システム)の詳細な技術的データの一部が、透明性レポートのマルウェア ダッシュボードに移動しました。

インターフェースは簡素化されましたが、詳細な診断情報も引き続き参照可能です。詳細を調べたいユーザーは、セーフ ブラウジングの透明性レポートの他のセクションでドリルダウンできます。一方、サイト所有者は Search Console で詳細な診断情報を確認できます。透明性レポートの目標の一つは、ポリシーとセキュリティの複雑な問題を明らかにすることです。Google は、���回の設計の調整により、実際にユーザーにとって明瞭さが増すことを願っています。